【書評】『バナナの魅力を100文字で伝えてください』あなたの言葉、相手がイメージができれば伝わっていますよ!

 

伝えることは、あなたの言葉を相手にイメージさせること

私自身、何かを伝えるときに、

「このくらい話せば理解してくれるだろう」

「ここまで話したから大丈夫だろう」

と思って話を終えるときがあります。

これは完全に間違いでした!

相手は伝わったことで内容を判断しています。

ということは

しっかり伝わらなければ、なにも伝わっていないのと同じで判断ができません。

これは、できることでもやらなければできないと同じことです。

 

 

人が記憶できる量はたったこれだけ?

記憶力には自信があるって方もけっこう多いんじゃないでしょうか。

ですが人の記憶は

20分後には約42%を忘れるそうです。

1日後には約66%も忘れるそうです。

そう、忘れる生き物なんですね。

なので、忘れる前提で話したほうがいいそうです。

それを踏まえた上で繰り返し「伝える」こと

そして伝えっぱなしではなく、伝わっているかの確認をすること

これが重要なのです。

 

たしかにそうですよね

これが会社内で上司から伝えられた側だと、「なんでメモを取らなかったんだ!」とお説教もんですね。

双方の確認もとっても重要です。

 

100人いれば100通り

いろんな経験をしている人も、知識が多い人も、人生経験が豊富な人でも

自分の伝えたいことが、そのまま伝わることは基本的にないそうです。

根本的な理由が

「そもそも人は、人のことがわからない」からなんです。

たとえば「夕陽」と聞いても、思い描く「夕陽」が違ってきますよね。

それだけでも違うのに、他人に自分のイメージを描かせるなんて、さらに難しいことですよね。

このイメージのズレを埋めるために、相手の理解しやすいものに変換してイメージしてもらうことが重要なんです。

もちろん相手がイメージできるものに持っていくための知識などは必要になるとは思いますが。

脳科学者の西剛志さんがこう言っているそうです。

「コミュニケーションスキルの高い人は『自分の脳と相手の脳が見ている世界が違うということをしっかりと認識している人』」

人と接するときの前提として、「相手には簡単には伝わらないんだから、相手に寄り添って伝えることを考える」ひとはコミュニケーションも円滑になりますよね。

 

伝えることの楽しさを学べる本

今まではしっかり理解しやすいように話してたつもりでした。

でも、つもりじゃダメなんです。

しっかり相手に伝わってこそのコミュニケーションだと思います。

せっかく相手のために何かをしたとしても、お互いにムダだったり、関係悪化になんてなったら残念ですよね。

そんなときの伝える技術

身につくまで実践していきます。

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